AutoConvertの使い方

概要

AutoConvertの導入が難しいと思っている方も多いと思います。そこで、Readmeとは別にAutoConvertの導入手順を示したいと思います。

導入手順

1. ダウンロード

ここからAutoConvertとAutoConvertSetupをダウンロードします。両方を展開し、AutoConvertの方にAutoConvertSetupを上書きします。

2. 設定

settings.batを起動します。設定済みの項目もあるため、主に設定するのは3項目です。

AutoConvertUtility -> 全般

設定_全般

ディレクトリ名とファイル名を設定します。ディレクトリを作成したくない場合はディレクトリを空にしてください。

ディレクトリ名とファイル名はマクロが使えます。主なマクロは以下の通りです。

  • ${original} – 入力ファイル名
  • ${service} – サービス名(放送局名)
  • ${title} – タイトル
  • ${title2} – タイトル(しょぼいカレンダーから取得)
  • ${subtitle} – サブタイトル
  • ${part} – パート(前中後編等)
  • ${number} – 話数
  • ${number2} – 話数(2桁)
  • ${number3} – 話数(3桁)
  • ${number4} – 話数(4桁)

マクロは二重括弧で括ると、中のマクロがなかった場合括弧ごと消えます。例えば、

で、タイトルがABC、サブタイトルが無し、話数が10の場合は、${subtitle}を含む二重括弧が消えますので、

となります。

AutoConvertUtility -> パラメータ

設定_パラメータ

AutoConvertを使う際に、このパラメータの値が初期値として使われます。この後説明するコンフィグで、場合に応じてパラメータの値を変えることができます。

avsファイルは、avsフォルダにあるavsファイルを選択します。AutoConvertでは、avisynthとよばれるアプリケーションを使用して映像と音声を編集をしているのですが、その時の編集する方法を書いたファイルがavsファイルになります。

あらかじめ、いくつかの種類のavsファイルがあります。名前の前半は1080pや720pは映像の大きさを表します。1080pはそのままの大きさで、720pは少し小さめになります。名前の後半は、フレームレートという、動画の滑らかさによって変わります。何もついていないのが、30fpsで、ドラマなどに使われています。bobは60fpsで、バラエティ番組や生放送などに使われています。ivtcは24fpsでアニメはほとんどの場合これになります。autovfrは後述するAutoVfrの時に使い、可変フレームレート、つまり、途中でフレームレートを変える場合に使います。

プリセットはエンコーダーの設定に使用します。エンコーダーは、動画や音声を圧縮するアプリケーションです。

あらかじめ存在するプリセットは、名前の前半が映像に使用するエンコーダーで、名前の後半が音声に使用するエンコーダーです。映像のエンコーダーは、基本的にはx264を使用します。ハードウェアが対応している場合は、nvencやqsvencを使用することができます。ffmpegは上級者向けです。音声のエンコーダーは、fakeaacwavが無劣化で出力できるのでおすすめです。qaacはiTunesに含まれるエンコーダーを使用しますので、別途iTunesのインストールが必要です。neroaacencはNeroのエンコーダーで、別途設定する必要があります。

ソースの読み込みは、TSを何で読み込むかを選択できます。基本的にL-SMASH Sourceで構いません。

Demuxerは、音声ファイルの分離に使用するアプリケーションを選択できます。これも、基本的にts_parserで問題ありません。

CMカットは、自動CMカットに使用するツールを選択します。join_logo_scpが精度が高くてオススメです。なお、ロゴデータが必要になりますので、ロゴデータをaviutlの”透過性ロゴフィルタプラグイン”で作成してください。また、AvsPmodを使用した手動CMカットも出来ます。

Caption2Assは、TSに字幕がある場合、出力ファイルにつけることができます。

AutoVfrは、可変フレームレートを使用できます。avsファイルをAutoVfr用に変更してください。

Erase_LOGOは、ロゴデータがある場合にロゴを消去することが出来ます。

その他 -> コンフィグ

設定_コンフィグ

サービス(放送局名)やタイトルなどによって、上記のパラメータを変更することができます。例えば、タイトルにアンパンマンが含まれる場合にavsファイルを変えたい場合は、以下の手順で行います。

  1. 上のリストのタイトルを選択します。
  2. 下のリストを何も選択しない状態にします。
  3. 右の設定に、含まれる文字列にアンパンマンを入力し、avsファイルにチェックをつけ、任意のavsファイルを選択します。
  4. 下のリストの追加ボタンをクリックします。

設定を保存し、終了します。

3. 実行

実行するには2つの方法があります。acutil.batにTSをドラッグ&ドロップする方法と、acgui.batを起動する方法です。ここでは、GUIで実行できる acgui.batを起動する方法でやりたいと思います。

AutoConvertGUI

  1. acgui.batを起動します。acgui.batにTSファイルをドラッグ&ドロップしても起動できます。初回起動時にはビルドがありますが、この時に画面上のドラッグ&ドロップを有効にできるダイアログが表示されます。
  2. 追加ボタンをクリックしてダイアログでTSを選択して追加します。ドラッグ&ドロップを有効にしている場合、リストにドラッグ&ドロップしても追加できます。
  3. パラメータを変更します。パラメータに問題がある場合はエラータブに表示されます。
  4. 左上の開始ボタンをクリックし、処理を開始します。進捗は出力タブに表示されます。また、全体の進捗は右上に表示されます。

おわりに

分からないところがありましたら、こちらのコメント欄へどうぞ。

AutoConvertの使い方” への17件のフィードバック

  1. 早速導入させて頂きました。
    エンコの際、一時フォルダを指定しているのですが、
    一時ファイルらしきものが4つほど、元のTSソース保存フォルダに出来てしまいます。
    それぞれファイル名として元のTSファイル名が頭に付き、
    拡張子は.log、.autovfr_lssource_2745590126.json、.trim_lssource.json、.txtの4つです。
    サイズもTSファイルに比べて小さいので手動で消せば良いのですが、何か回避策などありますでしょうか。

    また、要望なのですが、acgui.batに引数としてTSファイルのパスを渡したときに
    自動でエンコードを開始するような設定が出来ると嬉しいです。

    • TSソースフォルダの一時ファイルは、失敗した時に途中から出来るようにするためのファイルで、パラメータの”クリーン”にチェックを入れていると、エンコード後に自動で消えるはずです。チェックを入れていても消えない場合は、またコメントを頂ければ幸いです。
      acgui.batで、開始時に自動でエンコードを開始するオプションは検討してみます。自動で終了も出来るといいでしょうか。

  2. 早速の反映ありがとうございます!
    試してみたところ、TSソースフォルダに今度はTSファイル名.ts.lwiというファイルが残るようになってしまいました。。
    パラメータ画面のクリーンのチェックは入っておりました。
    また、-s、-eオプションとTSファイルパスを引数として実行したところ、
    AutoConvertGUIが立ち上がり、直後に、設定した出力先ではなく、TSソースフォルダに番組名フォルダが生成され
    すぐに終了してしまいました。

    そこで、-eオプションを外してみたところ、自動開始がされず、設定した出力先ではなくやはりTSソースフォルダに
    出力されるように指定されていました。

    私の環境で何か合わないところがあるのでしょうか。。
    ちなみにOSはWindows7 64bit、ウィルス対策としてESET NOD32アンチウィルス、
    録画にはTVRockを使用し、録画終了後コマンドとしてTN:C:\TV\AutoConvertV3\acgui.bat -s “%1″を設定してあります。
    AutoConvertやTVTest、TVRockはCドライブに置き、
    一時フォルダはDドライブ、出力先はXドライブ(NASのネットワークドライブ)を指定しております。

    ウィルス対策は切っても変わらずでした。

    • -s, -eオプションが、入力パスの前についている場合に問題があることが分かりました。次のバージョンで修正します。一応、入力パスのあとに-s, -eオプションがついていれば旧バージョンでも大丈夫だと思います。
      クリーンについては、確かに幾つか消えない項目がありました。ありがとうございます。見逃していたものについてはクリーンの削除対象に追加したいと思います。
      出力先については、出力先が空の場合は入力フォルダに出力されるようになっています。こちらでは再現できませんでしたので、もう一度設定の出力先を見ていただけないでしょうか。もし設定に問題がない場合はお手数ですが、もう一度具体的な出力先のパスを書いて頂けるとありがたいです。

      • 返信と、早速の修正ありがとうございます。
        出力先のパスは、私の環境ですとX:\録画としております。
        一時パスはD:\Temp、移動先パスはD:\録画\TS\エンコ済みTSとしております。

        修正して頂いたおかげで、自動開始してくれるようにはなったのですが、
        今度はCan’t encode Audio.エラーが出てしまい、エンコードが完了しなくなってしまいました。。
        プリセット設定のところで、qsvenc_fakeaacwavを選択し、
        映像タブのエンコーダーのパスは${path}\bin\QSVEnc\QSVEncC\x64\QSVEncC64.exe
        音声タブのエンコーダーのパスは${path}\bin\FakeAacWav\fawcl.exe
        を指定しているのですが、Neroaacやqaacを選んでそれぞれパスを設定してもエラーが上記エラーで止まってしまいます。
        Demuxer設定を変えたり、いろいろ組み合わせを変えてみても同様でした。
        たびたびすみませんが、何か解決策がありますでしょうか。。

  3. 導入させていただきましたが、どうもうまくいきません。
    acgui.batから、字幕付きのTSファイルから字幕付きMP4(H.264+AAC)にエンコードさせようとしているのですが、出力された字幕ファイルを認識してくれなかったり、FakeAACWavで失敗したりで途中で止まってしまいます。プリセットはfakeaacwav付き、TsSplitterとCaption2Assにチェックは入れています。
    必要なファイルはすべて導入済みで、指定するべきパスが間違っているのか確認しようとしたのですが、確認しようにも出力ログには大まかな処理内容と「No subtitle file」や「Can’t encode audio」しかなく何が悪いのかさっぱりわかりません。一時パスにはsrtやwavがあるので、実行自体はできているようですが・・・。
    これでは原因特定が大変なので、どのコマンドを実行したかがわかるよう、もっと詳細な情報を出すようにしてくださると助かります。

  4. アップデートお疲れ様です。
    クリーンをつけてCMカットのみを行うと、Trimとロゴの表示情報のファイルが残るのですが、
    クリーンとCMカットをつけたエンコードを行うと、Trimまで削除されているようです。
    次回エンコ時にもう一回Trimの取得しなおしになるようなのでバグだと思います。

    また、今朝書き込まれたDOLBYさんの症状が自分の環境でも再現されました。
    処理を見ているとエンコ用のAVSがうまくデコードできていないようで、K-LiteCodecPackを導入して改善しました。

    最後に個人的な要望なのですが、バージョン3のJSONをバージョン2書式のAVSに変換できるようなバッチをつけていただけると嬉しいです。
    バージョン2のAVSを別ソフトで利用することがあるので、簡単にできるとありがたいです。

  5. AutoConvert 2.3から利用させていただいております。
    AutoConvert 3.2を導入しようとダウンロードして試してみたのですが、エンコード後移動が機能しません。
    出力パスへの出力は、問題なく行われています。
    移動パスはAutoConvert 2.3で使っているフォルダを設定してるのですが、ほかに何か設定等が必要なのでしょうか。

  6. 素晴らしいソフトをありがとうございます。重宝しています

    現在EDCBで録画をしているのですが、EDCBで録画後に自動でautoconvertでエンコードさせることは可能でしょうか?可能であれば、方法を教えていただきたいです。

    また、エンコード後に自動でUSBで接続してあるiPhone上にmp4をコピーさせることは可能でしょうか?

    よろしくお願いしますm(_ _)m

  7. >> DOLBYさん、hariさん、macさん
    “Can’t encode Audio.”になってしまうのは恐らくAvisynthの問題です。別環境で再現しました。
    新しいバージョンのAutoConvertSetupに含まれるAvisynthでは問題が起こらなくなっています。
    更新をお願い致します。

  8. >> macさん
    Trimの再取得問題についてはこちらでは再現しませんでした。一応、入力方式(L-SMASH Source や DGIndex など)が変わると、Trimは再取得しなければならないようになっています(入力方式によってフレームのズレが生じるため)。
    TSがあるフォルダに「TSの名前.trim_入力方式.json」が作られるはずなのですが、そのようなファイルはありますでしょうか?
    また、「バージョン3のJSONをバージョン2書式のAVSに変換」というのがいまひとつ理解できていないので具体的に書いて頂けるとありがたいです。

    • クリーン、DGIndex、ts2aac、join_logo_scp、EraceLogoを有効にしてエンコしています。
      v3.3でも「TSの名前.trim_dgindex.json」は一時ファイルとしてできますがクリーン処理の時に削除されます。
      エンコード終了後に「TSの名前.eraselogo_dgindex.json」のみが残ります。

      JSONを変換については、簡単に「Trim(start,end) ++ Trim(start,end)」で書かれたテキストに変換し、別のソフトで利用しやすくなればと思い書かせていただきました。

  9. >> mugiwaraさん
    任意のバッチファイルに、
    “acutil.batへのパス” “$FilePath$”
    と記述してEDCBに登録すると、録画終了後にエンコードが開始されるはずです。
    コピーについては現状難しいかもしれないですね

  10. 2.3から使わせてもらってます
    AMDビデオカード使用です
    A’s Video Converterに対応は難しいですか

  11. クリーン,L-SMASH,ts_parser,join_logo_scpを有効にしています.ロゴデータを指定し,開始させ途中まではうまくいきjoin_logo_scpのアウトプットファイルはちゃんと出力されているのですが,
    Can’t read file. [C:\AutoConvert_v3.3.0\temp_xxxxx.logoframe.txt]
    という感じのエラーが発生し,failedになってしまいます.bin以下にlogoframeが格納されているのは確認しており,どこかに設定があるのか探したものの,引数の項目にしかlogoframeについての設定は見つかりませんでした.
    何か解決策はありませんでしょうか.

    • 自己解決いたしました.
      ロゴファイルのフォルダの中に”.lgd2″の拡張子のロゴデータが入っている場合に失敗していることが分かりました.
      削除すると正常に動作いたしました.

  12. AutoConvert 3.3公開ありがとうございます。
    acgui.batで無事に移動パスへ移動ができるようになりました。
    その移動パスにディレクトリ名にマクロを使っているのですが、
    acutil.batでは移動パスにマクロを使用しているとエラーが出て動作しないようです。

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